それは妙案ですね

 ――成程、それは妙案ですね。その足跡を印《しるし》に追いかければきっと捕まるでしょう。 ――物は試しですからまあやって見るのですね。 ――早速そうしましょう。(二人とも去る)

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 腰元《こしもと》が大ぜいで砂をまいている。 ――さあすっかりまいてしまいました。 ――ま...

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宦官《かんがん》が二人

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[#ここから2字下げ]すべて背景を用いない。宦官《かんがん》が二人話しながら出て来る。[#ここで字下げ終わり] ――今月も生み月になっている妃《きさき》が六人いるのですからね。身重《みおも》になっているのを勘定したら何十人いるかわかりませんよ。 ――それは皆、相手がわか...

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数々の美しい夢

 しかし、間違ひのないことは、かういふ青年男女が、おほかたは、数々の美しい夢に胸をふくらませてゐるといふことです。「夢」の美しさは、決して楽天主義の明一色ではありません。幾多の苦難を苦難として迎へようとする殉教者の覚悟と、理想の高きを攀ぢ、秘境の深きを探る開拓者の根気との燻《いぶ》し銀を交へた、明...

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